「見た」という話を、頭ごなしに否定はしない。かといって、そのまま信じもしない。
この連載では、目撃談や写真を決まった手順で確かめていく。今回は、その手順を紹介する。
…信じるのは、確かめたあとでいい。
5つ検証の手順
毎回出典を書く
正直に分からないは分からないと書く
手順1:いちばん最初の話を探す
噂は伝わるうちに大きくなる。まず、最初に誰が、どこで、何を言ったのかを探す。新聞の記事、本、本人の証言など、元の記録までさかのぼる。
最後に残ったものだけが、本物の謎になる。
手順2:日時と場所を固める
いつ、どこで見たのかが分かれば、その時の天気、月や星の位置、近くで何があったかを調べられる。日時と場所の分からない話は、検証できない。
手順3:知っているものを順に当てはめる
動物、天体、人工衛星、飛行機、気象現象。すでに分かっているもので説明できないかを、一つずつ確かめる。説明がつけば、そこで終わりだ。
手順4:写真と映像は、作り物を疑う
ネッシーの有名な写真は、約60年後に作り物だと分かった。写真や映像は、加工や仕掛けがないかを必ず確かめる。
手順5:それでも残るものは、残す
手順1〜4を終えても説明できないものは、無理に結論を出さない。「確かめられず」として記録に残す。この研究所が追い続けるのは、そこに残ったものだ。
知っているものを、全部消した。
その最後に、
何も残らなければいい。