No.027水棲系閲覧注意

ニューネッシー

● REC再現CG / ニューネッシー / 舞台:海
全長約10m、重さ約1800kg、首の長さ約1.5m
分類
水棲系
国・地域
ニュージーランド沖
目撃場所
クライストチャーチの東約50kmの太平洋上
時期
1977年
大きさ
全長約10m、重さ約1800kg、首の長さ約1.5m

首長竜に似た姿に見える、腐りかけた巨大な死体。ひげのような繊維が残っていた。

…海から上がった、あの匂い。

伝わっている話

1977年4月25日、日本のトロール船「瑞洋丸」の網に、巨大な腐った死体がかかった。乗組員の多くが、どんな魚とも違う強い腐臭だったと証言した。死体は積めず臭いも強かったため、ひげ状のものを残して、約1時間後に海へ捨てられた。写真5枚が撮られ、ネッシーにちなんで「ニューネッシー」と呼ばれた。事件が大きく報じられたのは、約3か月後だった。

正体の説を、ひとつずつ確かめる

有力ウバザメの死体残った繊維の分析でサメ類に近い成分が出て、モルモットを使った実験でもウバザメとの反応が見られた。
確かめられず首長竜説首や尾の骨が四角い塊だったという話もあるが、本人は骨を踏んだ感触の記憶だと述べている。

この写真を検証する

ニューネッシーの話は、ほぼこの写真から始まっている。1977年4月、大洋漁業のトロール船「瑞洋丸」がニュージーランド沖で網にかかった死骸を引き揚げた。ひどい腐敗臭で船上に置いておけず、乗っていた社員の矢野道彦さんが計測と撮影をしたあと、死骸は海に戻された。残ったのは数枚の写真とスケッチ、それにひげのような繊維だけだ。

瑞洋丸が引き揚げた死骸の写真
引用1977年4月25日、瑞洋丸の船上で撮られた死骸。撮影:矢野道彦(大洋漁業)。引用元:Glen J. Kuban「Sea-monster or Shark?」(TalkOrigins Archive)掲載の写真(出典)

写真を見ると、細い首の先に小さな頭があり、胴体の両側にひれのようなものが伸びている。首長竜(プレシオサウルス)に似ている、と騒がれたのはこの形のためだ。

ただ、同じ形はサメの死骸でもできる。ウバザメは腐るとき、あごとえらのまわりが先に崩れて落ちる。すると背骨の先だけが細く残り、「小さな頭と長い首」のように見える。尾びれの下半分も落ちやすく、首長竜の細い尾のような形になる。世界各地で「海の怪物の死骸」とされたものの多くが、のちにウバザメと分かっている。

持ち帰った繊維は日本の研究者が分析し、その結果は1978年に論文集としてまとめられた。分析ではサメの仲間の繊維に近い成分が出ており、いまはウバザメの死骸とみる見方が有力だ。とはいえ死骸そのものは海に戻されたので、骨を調べ直すことはもうできない。

この節の出典

  1. Glen J. Kuban「Sea-monster or Shark? An Analysis of a Supposed Plesiosaur Carcass Netted in 1977」TalkOrigins Archive
  2. T. Sasaki(編)『Collected papers on the carcass of an unidentified animal trawled off New Zealand by the Zuiyo-maru』日仏海洋学会、1978年
  3. 英語版Wikipedia「Zuiyō-maru carcass」

写真と数本のひげだけを残して、巨大な死体は海へ戻っていった。

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出典

  1. 日本語版Wikipedia「ニューネッシー」

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